第2回 伊福部昭音楽祭
幻の録音がついにCD化!ゴジラやモスラ、
さらには初出となる和田薫構成版の「大阪城物語」を収録!
この録音は「第2回 伊福部昭音楽祭(2008年3月16日/杉並公会堂)」のもので、杉並公会堂のリニューアルオープンにあわせて、大ホール、小ホール、グランサロンを1日限定で「伊福部昭音楽館」として開放した大イベントでした。今でもファンの間で伝説として語られている音楽祭です。これまでCD化はありませんでしたが、多くの切望を受け、音楽祭実行委員会により制作いたしました。和田薫監修により、幻の録音が sowbun recordから発売されます!(東武トレーディング)
【アルバムの特徴】
◆オリジナル版「ゴジラ」はゴジラの足音と鳴き声も収録した爆演!
◆「ゴジラ」はNHK名曲アルバムの「ゴジラ」で編曲を担当した和田薫の構成
◆「モスラ」を交響詩に仕上げた交響詩「聖なる泉」を収録
◆指笛とオーケストラの共演となる「コタンの口笛」を収録
◆ダイナミックな伊福部音楽の味わえる「大阪城物語」
◆ゴジラのテーマが出現する「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」がボーナス・トラック
◆ゴジラ・伊福部音楽研究家の小林淳の書き下ろしによる音楽祭レポート
◆評論家の片山杜秀と小林淳による楽曲解説収録
◆ジャケット写真は伊福部昭若き日のポートレートを写真の傷や汚れまで復刻
【演奏会評】
◆国内トップメンバーによるオール男性オーケストラの勇壮な力強い響き!(作曲家 藤田崇文)
◆ホールに詰めかけた聴衆は、躍動感と重量感に満ち、抒情味も際立つ伊福部音楽空間を思う存分味わった。(小林淳/評論家)
【収録情報】
1. 映画「ゴジラ」より(オリジナル版)
オーケストラアレンジ:和田薫
伊福部昭記念オーケストラ
堀俊輔(指揮)
2-4. 室内オーケストラのための「土俗的三連画」(1937)
(1.同郷の女達/2.ティンベ/3.パッカイ)
伊福部昭記念オーケストラ
堀俊輔(指揮)
5. Hommage to Akira Ifukube(1988)(松村禎三 作曲)
伊福部昭記念オーケストラ
堀俊輔(指揮)
6. 交響詩「聖なる泉」(ゴジラVSモスラより)
オーケストラアレンジ:藤田崇文
伊福部昭記念オーケストラ
藤田崇文(指揮)
7. 管弦楽の為の「コタンの口笛」
オーケストラアレンジ:藤田崇文
中村倫二(指笛)
伊福部昭記念オーケストラ
藤田崇文(指揮)
8. 映画「大坂城物語」より
オーケストラアレンジ:和田薫
伊福部昭記念オーケストラ
堀俊輔(指揮)
9. トーク(堀俊輔)
10. 「土俗的三連画」より同郷の女達(オーケストラによる全員演奏)
伊福部昭記念オーケストラ
11. 映画「怪獣大戦争」よりマーチ(指揮者なしでのファイナルアンコール)
伊福部昭記念オーケストラ
藤田崇文(指揮)
12. 拍手
13. トーク(和田薫)
14. 「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」〜第1楽章(音楽祭特別版)
萩原淑子(Vn)
木村かをり(Pf)
藤田崇文(Perc)
伊福部昭記念オーケストラ
堀俊輔(指揮)
15.拍手
録音時期:2008年3月16日
録音場所:杉並公会堂
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
録音:コジマ録音
CD制作:伊福部昭音楽祭実行委員会/sowbun record
【伊福部昭記念オーケストラ】
Ifukube Akira Memorial Orchestra。我が国を代表する作曲家・伊福部昭の足跡と貴重な音楽遺産を享受し、『日本から世界に向かって我が国の音楽作品を発信する』をコンセプトに、作曲家・藤田崇文の発案、プロデュースによる特別編成されたオーケストラが「伊福部昭記念オーケストラ」です。メンバーは、この主旨に賛同する国内・海外で活躍する精鋭演奏家達が結集し、ソリストや主要オーケストラに在籍するメンバー(N響/東京フィル/新日本フィル/読売日響/都響/神奈川フィル/札響/京都市響/セントラル愛知響 等)に加え、音楽大学教授等で組織されています。100年後。もう私たちは生きていないでしょう。でも、ここに集った聴衆と演奏家が共に音楽を喜び分ちあい、そして、その感動と文化を後世に伝えていく使命があるような気がするのです。戦後激動の社会の中で生きた伊福部昭の魂と音楽を後世に伝え、日本音楽作品の未来へ向けて、私たちは一歩ずつ動き出しているのです。
【第2回 伊福部昭音楽祭実行委員会】
代表 海野義雄/委員長 (故)今井重幸/岩瀬政雄/松下久昭/奥平一/片山杜秀/小林淳/永瀬博彦/和田薫/藤田崇文